今年の夏は家族で避暑地へ!北海道旅行おすすめのモデルコース5選
- 2018.06.14
- 観光案内室
暑い夏も終わり、木々の色づく季節が近づいてきました。洞爺湖の森は、今年も素晴らしい紅葉を見せてくれるでしょう。今回はそんな秋深まる洞爺湖の自然を、陸ではない場所からお楽しみ頂く提案です。
一つは上空から。
もう一つは水面から。
リピーターとして何度も訪れている人でも、新たな発見があるのではないでしょうか。
今年はいつもと少し違う場所から、洞爺湖の秋を満喫してみませんか。
(写真提供:洞爺湖町)
洞爺湖は支笏洞爺国立公園に指定されていることからもわかるように、貴重な自然が残されているエリア。
国内有数の火山地帯で、広大な火口湖=洞爺湖がその象徴です。あまりに広大なので、その全容は地上からはわかりにくいでしょう。
そこで、上空からヘリコプターで、その様子を観察してみる提案です。
(写真提供:洞爺湖町)
「天空の旅」では、誰でも気軽に楽しめる洞爺周辺の遊覧プランがあります。
乗車ヘリポートは、洞爺湖全景を見渡せる展望スポットでもあるサイロ展望台。
国道からのアクセスも良好です。
乗車最大人数は3名で、3歳未満の子供1人なら膝の上に乗せてもOK。その場合は4名まで乗車可能となります。機内での服装は、屋外の気候に準じた服装で構いません。
ヘリコプターに乗る機会はそう多くないと思いますので少し不安かもしれませんが、上空では想像以上に安定しています。
※気象状況によっては多少の揺れあり(悪天候時は欠航)
道内では3番目に大きなカルデラ湖である洞爺湖。
その巨大な全容が眺められる貴重な体験です。
洞爺湖南岸、有珠山北西には、直径200mという巨大な金毘羅火口(有くん火口)があります。
上空からなら、その全体像が臨めるかもしれません。
(写真提供:洞爺湖町)
2000年4月1日に金毘羅山の噴火によりできたこの火口は、現在エメラルドグリーンの水をたたえた神秘的な火口湖となっています。
※上記写真は地上の「金毘羅火口災害遺構」の散策路から撮影したもの。
湖の中央にある中島は、陸上から見ると水面に浮かぶ島に見えますが、その実態は火山の山頂。
巨大な火口の中にそびえたつ山の頂であることも、空からなら想像やすいのではないでしょうか。
洞爺湖周辺は、地球を楽しむ大地の公園=「ジオパーク」として認定された「洞爺湖有珠山ジオパーク」の中心地です。
上空からならば、地球を、そして大地を、思う存分眺めて楽しむことができます。
そしてこれからの季節ならば、素晴らしい紅葉のじゅうたんが見られることでしょう。
<洞爺湖遊覧飛行>
・運行期間:2017年9月30日(土)まで(予定)
・定休日:毎週水曜日
・時間:9:30~16:30(臨時:9:00~17:00)
※搭乗20分前までに以下ヘリポートへ集合
・場所:サイロ展望台特設ヘリポート(北海道虻田郡洞爺湖町成香3-5)
●1名乗車料金(いずれも各税込)
・洞爺湖コース(約3分):大人5,000円、小人4,500円
・中の島コース(約6分):大人10,000円、小人9,000円
・噴火口コース(約12分):大人20,000円、小人18,000円
●予約:搭乗日より1か月前から当日2時間前まで(当日予約は電話のみ可能)
●予約方法:メール、ホームページ内予約フォーム、電話(当日予約は電話のみ可能)
●問い合わせ先
・天空の旅株式会社 TEL:0599-65-7501
http://tenkunotabi.com/
→上記ページ内より「北海道天空の旅」をクリック
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周囲の山々はもちろん、穏やかな日には遠く羊蹄山をも映し出す洞爺湖の水面。今度は地上に舞い戻り、その洞爺湖を間近から観察する楽しみ方をご紹介します。
洞爺湖の水の透明度は非常に高いのですが、その理由の一つは、綺麗な水を保つために下水を処理場できっちりと浄化しているため。
地元住民の洞爺湖への愛情から、その透明度が保たれているのです。
そんな洞爺湖の水面と周囲の自然を、湖上から観察してみてはいかがでしょうか。
そのための手段としておすすめなのがカヌーなのです。
洞爺湖の透明度が高い二つ目の理由は、流れ込む河川が少なく、湖水の大部分は山肌から吸収した水が湧き水となって湖底から湧出してるからとも言われています。
カヌーは湖面すれすれの視点なので、もしかしたら透き通った水面下に湧き出る水が見られるかもしれません。
手軽に湖上に出るには遊覧船が手っ取り早いと思いますが、カヌーは自分のペースで移動でき、舟を操作する楽しさがあります。
静かに、のんびりと水面からの洞爺の自然が楽しめるのがカヌーです。
カヌーの経験がなくても、ツアーなら安心です。洞爺ガイドセンターでは、10月31日(火)まで秋のツアー「洞爺湖カヌーでピクニック(秋)」を開催中。乗り方や注意点など、指導員が丁寧に教えてくれます。
パドルを激しく操作しなければ、基本的にほとんど濡れることはありません。貴重品を入れておける防水バッグ(容量8L)も無料で貸してくれます。何より、ガイドがすぐそばに居ますので安心してお楽しみいただけることでしょう。
山々が色づき始め、冬の準備に忙しい動物たちや、透明度の高い水面下に魚を観察できるかも。サクラマスが、産卵するために川に上がってくる時期でもあります。
↑黒光りしているのはオスのサクラマス
水面より極めて近い目線から見る湖畔の紅葉は、陸上から見るそれとはまた趣きが違って見えるでしょう。
気象条件や個々の体力に合わせてコースが設定されていますので、体力に自信がない人でも安心。ツアーを終えて一番多い感想は、「心地よい疲れ」とのことです。
木々のグラデーションを、カヌーから見て楽しむ“水上ピクニック”。
洞爺湖を上空から眺めた後、今度はその真っただ中から観察してみるのです。その雄大な自然がきっと実感できることでしょう。
<洞爺湖カヌーでピクニック(秋)>
・期間:2017年9月1日(金)~2017年10月31日(火)
・時間:9:00~、14:00~(10月のみ13:30~)の2時間程度
・対象:4才以上(子供は保護者同伴)
・定員:2~6名
・予約:参加希望日前日の17:30までに要予約
・料金:大人子供共通5,400円、未就学児1,080円(装備レンタル、保険代、消費税含む)
・集合場所:水辺の里・財田(たからだ)キャンプ場(洞爺湖町財田6番地)受付前(開始時間の10分前までに到着)
●問い合わせ先:洞爺ガイドセンター
http://www.toya-guide.com/
TEL:0142-82-5002
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夏が終わり、冬に向けて洞爺の自然が刻一刻と変わる移ろいの季節。
今回紹介したヘリコプターによる遊覧や、カヌーによるピクニックだけでなく、テニスや、ゴルフ、トレッキングなどのアクティビティもまだまだ楽しめる時期です。
洞爺湖周辺の例年の色づき始めは10月上旬、見頃は10月中旬~下旬。暑い夏が終わり、深まる秋を、いつもとは違う場所、地上ではないどこかで堪能してみてはいかがでしょうか。
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